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アクセシビリティ設計に関する記録

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手話バンダナ

見つけてもらえる工夫

まつもと市民芸術館プロデュース 木ノ下歌舞伎「心中天の網島 アクセシビリティ版」は、全ツアー先の受付に手話通訳スタッフが配置されています。事前にお話しできる劇場については、来場者から見て手話通訳とわかるよう、パスなどの着用をお勧めしてきました。

7月19日の東リいたみホール公演で、その工夫の一つの形に出会いました。首から肩にかけて羽織られた黄色い布、いわゆる「手話バンダナ」です。後ろから見ると大きく「手話ができます」の文字と、一般財団法人全日本ろうあ連盟の「手話マーク」が描かれています。
手話バンダナはもともと、災害時に聴覚障害のある方が支援者を見つけやすくするために自治体で作られてきたものだそうです。外見から気づかれにくいという同じ課題に、劇場の受付という日常の場でも同じ発想が生きていました。

手話通訳スタッフを配置すること自体は、もはや珍しくなくなってきています。しかし、その存在に手話を必要とする人が気づけなければ、支援は支援として機能しません。手話通訳は「配置する」だけでなく「気づいてもらう」ところまで設計して、はじめて実用的な鑑賞支援サービスになるのだと思います。